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屋根修理の火災保険の簡単な申請方法と危険を回避する2つのポイント

インターネットで屋根修理の火災保険について調べると、「その一言で火災保険が請求できなくなる」「プロが請求しないと保険金がもらえない」など不確実を煽る内容を見かけて心配になってしまう方も多いと思います。 これらの屋根修理の火災保険に関する内容は事実とは異なり、風災や雪災などの火災保険の補償範囲となる被災の場合、誰でも簡単に火災保険を請求することができます。 このような火災保険の不確実性を煽るような情報がネット上に溢れているのかと言うと、屋根修理の火災保険の申請を代行することをビジネスとしている業者が居るからです。 この記事では、屋根修理で火災保険を申請する際の正しい申請方法について解説します。 屋根業者でもなく、火災保険の申請代行業者ではない第三者の立場から、安全にかつ確実に火災保険を請求する方法についてまとめました。

1.屋根修理の火災保険の申請の注意点

屋根修理の火災保険の申請で最も重要なことは事実を申請することです。 火災保険を請求しやすくするために、屋根に手を加えて(壊して)台風による風災被害を自作自演する代行会社も少なくありませんが、保険金詐欺に発展します。 虚偽の事故報告を行ったとして、保険会社から返金を求められたり、裁判にもなりかねません。 このように屋根修理の火災保険の申請は事前に注意点を理解しておかないと、気づかないうちに詐欺に合っている可能性があるため、事前に注意点を理解しておくことが重要です。 具体的に、屋根修理に火災保険を申請する際の注意点について見て行きましょう。

1-1.火災保険の申請は自分で行う

屋根修理の火災保険の申請は原則、自分で行うのが基本です。火災保険申請の代行業者に依頼すると成果報酬が発生して修理費用を圧迫するからです。 火災保険は申請代行業者や屋根業者が代行で申請をしてくれますが、請求金額の20%〜30%の成果報酬が発生します。 また、火災保険の代行業者は火災保険が承認されなければ利益にならないので、状況によっては屋根を壊すなどの虚偽の申請を行うことがあります。 このような理由から屋根修理の火災保険の申請は、自分で行うようにしましょう。

1-2.不確実性を煽る業者に注意しよう

冒頭でもお伝えしましたが、「その一言で火災保険が請求できなくなる」「プロが請求しないと保険金がもらえない」と、火災保険の請求に関して不確実性を煽る業者は依頼しない方が安全です。 このような業者は火災保険申請の代行業者の可能性が高く、より高額な金額を請求するために、屋根の被害を拡大させたり、追加費用を前提としている可能性が高いからです。 そもそも、火災保険の請求金額は、第三者機関が事故状況を確認することで決定されます。 そのため、災保険の請求に関して不確実性を煽る業者は信用せずに、自分で火災保険を請求するようにしましょう。

2.屋根修理の火災保険の申請手順

屋根修理の火災保険の申請手順について見て行きましょう。 火災保険の申請には「保険金請求書」「事故状況説明書」「修理見積書」「被災写真」の4つの書類が必要になります。 施主が記入する書類は「保険請求書」と「事故状況説明書」の2点です。残りの「修理見積書」と「被災写真」は修理業者が作成します。 その後、保険会社から派遣された鑑定士が現地調査を行い、補償金の請求金額が確定されます。 このように屋根修理の火災保険は誰でも簡単に請求することができます。 ここからは屋根修理の火災保険の申請の具体的な流れについてご紹介します。

2-1.【STEP1】屋根の被災状況の調査

まず始めに、屋根の被災状況の調査を行うために修理業者にお問い合わせをします。 先に、屋根の被災状況を確認しておくことで火災保険の申請がスムーズになり修理が完了するまでの期間を短縮できるからです。 火災保険の利用を前提とした屋根修理の場合、火災保険の申請経験のある業者に依頼するようにしましょう。火災保険の申請手順を理解しておりサポートしてくれるからです。 屋根修理の火災保険の申請がスムーズに行うため、まずは屋根業者に現地調査を依頼して被災状況を確認するようにしましょう。

2-2.【STEP2】保険会社に連絡

屋根修理業者が用意する「修理見積書」と「被災状況の写真」を待っている間に、保険会社、 または保険代理店に、事故状況を連絡して必要書類を送付してもらいます。 特に、保険代理店は保険会社と比べて立場が中立で、担当者は親身になって相談に乗ってくれる可能性が高いのでオススメです。 保険代理店への連絡先は、保険証書に記載されているので確認するようにしましょう。

2-3.【STEP3】書類の作成と保険会社へ送付

火災保険を申請する際に必要な書類を作成して保険会社に送付します。火災保険の申請で必要な書類は下記の4点です。
  • 保険請求書(保険契約者が作成)
  • 事故状況説明書(保険契約者が作成)
  • 修理見積もり書(修理業者が作成)
  • 被害物の写真(修理業者が作成)
「保険請求書」と「事故状況説明書」は保険契約者が記載しますが、「保険請求書」は穴埋め式に記載するために簡単に作成できます。 また、「事故状況説明書」の内容で承認される保険金が決定される訳ではありません。 保険会社から派遣された鑑定士がしっかりと状況を確認するので、「原因(台風など)」と「被害状況(屋根の板金が捲れた)」が記載されていれば十分対応してもらえます。

2-4.【STEP4】鑑定士による現地調査

火災保険の申請書類を行ったら、申請内容との事実確認や状況確認を行うために、保険鑑定士による現地調査が行われます。 屋根修理の火災保険で派遣される鑑定士は、損害保険登録鑑定人の建築科目の試験を合格した鑑定士です。建築士や土木施工管理技士などの国家資格の保有者であり建築のプロです。 火災保険代行会社のホームページでは「保険会社とグルになって承認金額を下げる」という内容も見られますが、第三者機関の立場であり中立的に事故状況を確認してくれます。

2-5.【STEP5】損害額の確定と補償金の入金

保険鑑定士による現地調査の内容を総合的に判断して、承認金額が決定され保険金が指定の銀行口座に振り込まれます。 火災保険の申請から保険金の振込みまで2ヶ月〜3ヶ月ほどかかります。

まとめ

いかがでしたか?火災保険の申請方法についてご理解頂けたかと思います。 インターネットで火災保険について調べていると、「申請する内容によって承認金額が変動する」と不確実性を煽る内容も見受けられますが、プロの鑑定士が被災状況を正確に判断するため、承認金額が変動することはありません。 そのため、火災保険の申請は保険契約者であるあなた自身が申請するとこが重要です。